VTuber、メタバース_新しい市場を創りたいからカバー株式会社に入社した
こんにちは!カバー株式会社採用チームです。
2023年入社の新卒社員の皆さんに、現在の職種や仕事内容、やりがいや就活エピソードを伺う「新卒インタビュー企画」の第2弾。今回お話いただいたのは、営業企画本部でプランニングディレクターを務めるKさん、運営企画本部アシスタントディレクターのNさんです。
会社のカルチャーや仕事に対する姿勢、「こんな人と一緒に働きたい」などさまざまな本音を伺いました。カバー株式会社に入社をお考えの皆さまのご参考になれば幸いです!
■ 新卒だけど“古参社員”のKさん、入社するまでホロライブを観たことがなかったNさん
——本日は営業企画本部のKさん、運営企画本部のNさんにお越しいただきました。まずは自己紹介からお願いします。
Kさん:営業企画本部 国内営業部 国内営業チームでプランニングディレクターをしています。2023年入社ではありますが、実は大学1年生だった2020年1月からカバー株式会社でインターンをしていました。そのため社歴でいうと5年目ですね。
現在の部署が発足した時から社にいたので、チームの既存メンバーのなかでは一番古い社員なんです(笑)。新卒入社に当たっては「新卒は人生で一度きりだから」ということで社長面接を実施していただき、いまの職種で就業することになりました。
仕事は小売店や商業施設、消費財などさまざまな企業様とのタイアップ案件やプロモーション企画のご提案です。営業に当たっては当社のコンテンツを理解していないとできません。そのためメンバー全員がコンテンツをしっかり愛していることがうちのチームの特徴ですかね。
Nさん:所属は運営企画本部 ホロライブプロダクション運営部 hololive運営チームです。プロダクション主導で動かす大きな企画、たとえば『ホロライブ・サマー2023』や『hololive production COUNTDOWN LIVE 2023▷2024』のようなイベントの企画・運営を担当するチームです。
プロダクション全体を巻き込んで開催する、タレントさん主導のイベントのサポートをすることもあり、最近だと『ホロお正月CUP2024』関連の制作進行に携わりました。
私はKさんとは逆で、実は入社するまでホロライブを観たことがありませんでした。面接でも「観たことはありません」と答えたほど(笑)。面接に受かった後、正式に入社するまでの間にインターンとして働きました。同期の中ではインターンを経て入社する方も多かったので、稀有なケースだと思います。
■ キャラクターの人間性を理解し、地道な作業を積み上げる仕事
——お二人おふたりの仕事内容や、仕事を行ううえでの心構えを教えてください。
Kさん:タイアップやプロモーションでは、BtoBからBtoBtoCまで幅広く担当しています。
具体的にいうと、大手コンビニエンスストアとのコラボキャンペーンや、某企業さんと一緒に運営している公式ショップとのコラボでグッズ制作などに携わっています。グッズ制作以外では、 某製薬会社さんとの企画で、掃除屋の沙花叉クロヱさんをイメージキャラクターにしたキャンペーンも担当しました。
BtoB案件では、ゲーム会社からプロモーション費をいただいてゲーム配信を行う「プロモーション配信」もあります。直近ではソーシャルゲームの案件配信を担当しました。毎月1件は必ずこのようなPR配信の仕事を担当しています。
仕事で心がけていることを一言で説明するのは難しいのですが、あえていえば単なる“キャラクター”ではなく、タレントさんが持つ“タレント性”を重視していることです。タレントさんの良さを引き出しながらクライアントの課題解決に貢献できるように提案しています。
当社に所属しているタレントさんはアニメや漫画のキャラクターと違い、IPでありつつタレント性を持っていることが特徴です。コラボ後にもそのタレントさんの配信でクライアントの商品を再訴求できる強みがあります。そのためクライアントには、各キャラクターのタレント性についてもしっかり説明し、熱量を高く取り組むように心がけています。
Nさん:私は、チームの目的である「プロダクションをより成長させるために、タレントさんの魅力をさらに引き出すこと」を念頭にホロライブのさまざまな大型イベントを担当しています。より多くの方々に、より多くの所属タレントを知っていただく機会を作り、「この子いいな」「推したいな」と思っていただいてファンを増やす。これにより会社の業績を上げることがチームミッションです。
例えばタレントさん主導の企画であれば、まずタレントさんから「こういうことをやりたい」という要望を吸い上げます。そのために必要なものが何か、何を準備するべきかを一緒に話し合い、スケジュールを切って随時確認しながら制作物を作り、イベントを作りあげていきます。
イベントディレクションという側面がかなり強いですが、言ってしまえば「何でも屋」のような役割ですね。ディレクションに限らず広報的な分野も担当しますし、若干営業に近い立ち回りで動くこともあります。仕事の守備範囲はとても広いです。
就活生の皆さんにお伝えしたいことは、決して派手な仕事ではないということです。地道なことを1つひとつ積み上げて本番を迎えるイメージで、忍耐力が必要です。もちろんイベント前は文化祭の前日のような楽しさもありますけど、派手で目立つキラキラした面だけではないことも重要なポイントかもしれないですね。
■ 新しいこと、楽しい尖ったことを目指せる会社
——カバー株式会社を志望したきっかけや、学生時代に学んだことを教えてください。
Kさん:僕は中高生の頃からエンタメ業界で働きたいと思っていたんです。高校時代はMMD(MikuMikuDance)が大流行で、個人で映像制作の勉強や作品作りを行っていました。そちら方面の学校に進むことも考えたのですが、教育機関で知識だけを学んでいくことよりも、実際の現場で働きながら学びたいと考え、そのまま大学の社会学部社会学科に進学しました。
そのため大学入学後は、過去の映像制作作品を持って映像制作会社にアタックし、関東ローカルTV局の番組の編集ディレクターを任されるようになりました。そこで2019年夏、戌神ころねさんの番組を編集する機会があってホロライブのことを知りました。動画が全盛だった時代に配信という分野を知って熱量が高まり、2020年1月にインターンで入社したのを覚えています。
Nさん:私は経営学部出身で、エンタメ業界に興味を持ったのは大学2年生の後半から3年生にかけてでした。元々ゲームが好きだったんです。「仕事でゲームを作れたら楽しいかな」と思って、自分でもゲームを開発しようとしたのですが、難しすぎて挫折(笑)。ほかの業界も一応見てはみたのですが、ワクワク感や面白さを感じられず、ゲーム以外で何かないかな、と思っていたんです。
大学時代は展示会や各種イベントの企画運営に携わりました。周囲に歌い手や曲を書ける友人知人がたくさんいて、オリジナルソングを作って歌ってみたり、展示の運営をやったりして、とても楽しかったんです。そこで「ゲームだけじゃなくて、色々なことが出来る会社を探そう」と考え、就活に臨みました。
——Nさんはカバー株式会社のことをいつごろ知ったのでしょう?
Nさん:エンタメ業界のオンライン企業説明会で知りました。そこでカバー株式会社のチャット欄が異常なくらい盛り上がっていたんですよ。そこだけ「キターーーー!」みたいな(笑)。それが興味を持ったきっかけです。
——おふたりがカバー株式会社への入社を決めた理由も教えてください。
Kさん:就活を始めた時期はちょうどメタバースが盛り上がっていた時期でした。僕は初音ミクをきっかけにバーチャル業界に興味を持っていましたし、新しいものや最先端が好きなのでメタバース企業もいろいろ見たんです。
ですが実現したい世界へのハードルが高かったり、エンタメというよりプラットフォーマーに近い形の企業が多い印象でした。そのなかでカバー株式会社は、キャラクターという切り口でのメタバース事業に魅力を感じましたし、トップを走っていると思いました。
インターンで働き、面白くて魅力的な社員が多いという点も魅力でした。仕事だから大変なこともありますが、だったらなおさら「面白い人と仕事したほうが絶対にいい」と考えたことも決め手の1つです。
Nさん:私もKさんと似ていて、新しいことをやりたい/やり続けたいと思って入社しました。
私、小さいことや何かの取り組みを少しずつ大きくしていくことがすごく好きなんです。カバー株式会社は今では規模も大きいし知名度もありますが、先ほども話したように、やっている1つひとつはとても小さくて地味なことが多いです。今でこそVTuberというジャンルの中では認知を得ておりますが、施策を実行したりグッズを作ったり手塩にかけて育てる部分がとても大きいんです。そのため現在の規模になっても成長や拡大を実感できています。
やろうと思えば何でもできる会社なので、小さな努力を積み重ねて成長していく過程を見て楽しめる人は向いていると思います。
■ 新卒社員へのアドバイスは「臆せず提案していこう!」
——その流れでお聞きしますが、どのような方と一緒に働きたいですか?
Kさん:会社が成長していくなか、中途採用の方がとても増えました。インターンが長かったので、そうした変化を見ているなかでこれまででは絶対に生まれなかったアイディアや新しい企画が生まれるなど、大きな化学反応が起こるのを目の当たりにしたんです。
これからの新入社員の方にも、そうしたフレッシュなアイディアや提案を期待しています。
当社は古参メンバーだけで地盤を構成してきたわけでありません。アタックする姿勢があればどんどん新しいことに挑戦できます。入社したばかりの方でも、インターンでも派遣社員でも契約社員でも、コンテンツを愛し、同じ熱量でタレントさんをサポートする意思があれば差異はありません。積極的にいろんなアイディアや意見を出してくれる方だと楽しく働けると思います。
「カバーに入社してこれがやりたい」という明確なゴールがあると、かえって入社したことに満足してしまうかもしれないので、猪突猛進で「新しいことがやりたい!」と遠くを見ている方のほうが合っているかもしれません。
Nさん:提案できる方が増えれば楽しいし、会社も強くなれると思います。この分野は新しい業界ではありますが、狭いですし固定化してきた面もあります。そんな固定概念を破って「こういうアイディアがあります!」と提案してくれる方がいると嬉しいですし、自分もそんな人材でありたいと思います。
■ 世界のVTuber/メタバース業界を牽引する存在を目指す
——最後におふたりの今後の目標を教えてください。
Kさん:当社は「本当にいいものを日本から世界に発信しよう」と本気で考えている会社です。
認知度も上がり、上場もしたので忘れがちですが、よく見るとまだまだポテンシャルはありますし、VTuber業界、メタバース業界をもっともっと引っ張っていく存在にならないといけないと思っています。いまでこそ競合とパイの取り合いをしていますが、当社がこの業界を牽引することでその状況を終わらせたいですね。たとえばVTuberといえばホロライブ、カバーといえば「VTuberやメタバースの会社だよね」と言ってもらえるようにしたいんです。
そのためにはマス向けのコンテンツや営業を強化するなど、さらに上にいくために仕事をして、価値あるコンテンツを提供して世の中に貢献したいなと思っています。
Nさん:私は入社時から同じ思いを持っているのですが、「自分が楽しいことをやって、ほかの人にも楽しんでいただけたら最高!」という気持ちが根底にあるんです。自分がまず楽しんで面白いと思えるものを考え、それをステップにしてみなさんが楽しめるものを作りたい。今年の目標は「視聴者さんが『見たい』『推したい』『これが一番楽しい!』と思えるものであり、タレントさんの魅力を最大化する企画を作り出すこと」です。まずは「タレントさんの良さを一番発揮できるのはこれ!」というものをしっかり提案できるようになりたいと思っています。
——お二人とも、ありがとうございました!